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【人テク2018】ザイテックのFE用モーター+インバーターなど [モータースポーツ]

『人とくるまのテクノロジー展 2018 横浜』をよくよく見て回ったら、フォーミュラE(FE)関連の展示が多かったことに気づきました(例によって見逃し御免です。3日目は開場直後からすでに電池切れ状態……)。モーターやインバーターなどのハードウェアに限らず、ソフトウェア会社も「FEに絡んでいる」ことを来場者に向けてアピールしていました。

英国パビリオンにあるザイテック(Zytek)は、毎年楽しみにしているブースのひとつです。

FE向けのモーター+インバーターが展示してありました。合わせて51kg。モーター(最高出力250kW。規則の上限は200kW)とインバーターはケーブルを介さず、直接つながっています。

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「供給先から許可が出ていないので、明かせない」とのことでしたが、2チームに供給していることは明かしてくれました。調べればすぐに出てくるので確定的にお知らせしておくと、ルノーe.damsとテチーター向けでしょう。

モーターは縦置きあり横置きあり、インバーターも立てて置いたり水平に置いたりで各社異なっており、おもしろいですね。

下はシーズン5(2018-2019年)向けに開発しているDC-DCコンバーター(最高900V→12V)だそう。1.2kg。

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こちらは供給先から名前出しオーケーが出ているモーター(9.2kg)とインバーター(5.9kg)です。

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SUPER GT GT500クラスに参戦するホンダNSXコンセプトGTが2014年〜2015年に搭載していたユニットですね。

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システムの詳細はMotorsportのテクノロジー 2017 - 2018 [ モーターファンイラストレーテッド 特別編集 ] (モーターファン別冊)で触れています。

60kWを発生する実力を備えていながら、最大アシスト出力は規則で21kWに制限されていました。

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【人テク2018】カルソニックカンセイ創立80周年とカルソニックIMPUL GT-R [モータースポーツ]

『人とくるまのテクノロジー展 2018 横浜』が始まりました(5月23日〜25日/パシフィコ横浜)。いろいろとノルマがあって、毎年楽しみにしているモータースポーツ関連の展示物を見学することができていません…。「気分転換」と自分に言い訳してちょっと寄り道したりはしていますが……。

シンボルカラーである青を基調とした「BLUE GATE」で出迎えてくれるカルソニックカンセイのブースで取材していたときのことです。

「ところで知ってます?」と創立80周年のロゴマークを指さして、説明役を務めてくださった方が言いました。

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80の「8」の字は、カルソニックカンセイのルーツである、蜂巣工業所(日本ラヂヱーター(旧カルソニック)の設立母体)が製造した蜂の巣式ラジエーターのコアをモチーフにしてます。一方、「0」は英工舎(関東精機(旧カンセイ)設立母体)が製造したメーターがモチーフだそう。

https://www.calsonickansei.co.jp

知りませんでした。もっと知らなかったのは、SUPER GT GT500クラスに参戦しているIMPUL GT-Rが「80周年の特別カラーリング」だったこと。

えっ?

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あっ!

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VW I.D. Rパイクスピークの空力 [モータースポーツ]

6月24日の本戦に向けて情報を小出しにする作戦でしょうが、まんまと乗っかっています。今回のテーマは空力。

前回エントリーはこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2018-04-23

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)は標高2900mの地点でスタートし、19.99km先にある標高4300mの地点がゴールなので、海抜0m地点より平均して35%空気が薄く、平地で発生するダウンフォースより35%小さくなります。

巨大なリヤウイングも、3割5分割り引いて見る必要があるというわけです(そんな器用なことできませんが)。

VW I.D. R Pikes Peak
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いずれにしても空力は重要だということで、風洞試験は徹底的に行ったとフォルクスワーゲン(VW)は説明しています。

関連動画を公開していますが、50%スケールの風洞モデルを用いた試験は、ダラーラの風洞で行っているようですね。ひょっとして製造もダラーラ?



風洞モデルのパーツは3Dプリンターで製作したそうですが、その数は約2000だそう。ずいぶん試したものです。

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スケールモデルでの風洞試験後、ヴァイザッハにある(つまりポルシェの)実車風洞で最終確認を行っています(上下2点の写真は実車風洞)。

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風洞の空気を35%薄くすることはできないので、事前の(ANSYSのソフトを使った)シミュレーションが役に立ったそう。内燃機関を積んだクルマほどクーリング要求は高くないものの、モーターやバッテリーを冷却する必要はあります。本番でトラブルなく実力を発揮するためには、そのためのシミュレーションや試験も必要というわけです。

次回の情報公開も期待しております。

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【FE】シーズン5の開幕戦はサウジアラビア&メルセデスのファーストインフォメーション [モータースポーツ]

Gen2と呼ぶ新型マシンのデビュー戦となるシーズン5(2018-2019年)の開幕戦は、シーズン4(2017-2018年)の開幕戦と同様に香港だとばかり思っていたのですが、サウジアラビアの首都、リヤドで2018年12月に開催されることが5月17日に発表されました。

10年契約(!)だそう。フォーミュラEの開催は、中東では初となります。

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シーズン6(2019-2020年)からフォーミュラEに参戦するメルセデスが「ファーストインフォメーション」を出しました。

チーム名は「Mercedes EQ Formula E Team(メルセデスEQフォーミュラEチーム)」です。

F1やDTM(2018年シーズン限りで撤退)で培った技術的なノウハウを生かす、と説明しています。

モーターを含むハイブリッドパワートレーンは、F1でハイブリッドパワートレーンの開発を行うメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレーンズ(HPP)が担当。F1のシャシー開発を行うメルセデスAMGペトロナス・モータースポーツがサポートします。

チームの運営は、これまでDTMに参戦して多くのタイトルを獲得してきたHWA AGが担当。HWAはシーズン4からヴェンチュリのテクニカルパートナーとなってサポートを行っていますが、シーズン5はそのヴェンチュリのカスタマーチームとしてフォーミュラEに参戦。ノウハウを蓄えてシーズン6のワークス参戦に備えるというわけです。

ずいぶん入念に準備を進めていることが伝わってきます。

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【F1】マクラーレンMCL33の新型ノーズなど [F1]

マクラーレンが2018年F1第5戦スペインGPで新型のノーズを投入しました。奇っ怪な形をしています。

McLaren MCL33 Rd.5 Spanish GP
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第4戦アゼルバイジャンGPまではこんなふう。

McLaren MCL33 Rd.4 Azerbaijan GP
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ニュートラルゾーン(車両中心線の左右各250mm)から取り込んだ空気をどう制御するかが空力開発を行ううえでとても重要らしいのですが、その点に関して新しい手を打ってきたということでしょう。

なかなかいいタイミングで記事ができあがってきたので、お知らせいたします。MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.140 (モーターファン別冊)で、「最新F1マシンの設計アプローチ」についてまとめています(下の画像3点のテキストはダミー)

レクチャーしてくれたのは、アルファロメオ・ザウバーF1チームのテクニカルディレクター(だった)ヨルグ・ザンダー氏。5月2日にチームから離脱した旨の発表があったのはショックでした。インタビューは開幕戦オーストラリアGPで行っております。

ザウバーC37はどういう考えのもとで設計したの? という疑問に答えていただいています。ノーズの処理についての言及もあります。マクラーレンの新型ノーズを理解する参考になるかと。

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2018年型マシンの技術概論のページも用意しました。

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いわゆる「トビラ」です。

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ご参考まで。特集も読み応えあります(フェラーリも使っている「ドライビングシミュレーター」の記事を含みます)。



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