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VWゴルフ・ブルーeモーション [クルマ]

日本に滞在中のゴルフ・ブルーeモーション(ピュアEVです)にチョイ乗りする機会がありました。2013年には次期ゴルフの1バリエーションとして設定される予定。その先行コンセプト。

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いわゆるエンジンコンパートメントには、エンジンのかわりに電動コンポーネントが載っています。MGUの出力/トルクは85kW/270Nm。容量26.5kWhのリチウムイオン電池は荷室フロアと後席下、およびセンタートンネル内に収納。車重は1545kgと、GTI(155kW/280Nm)比で+145kgですが、重量物が後方にあることもあって前後重量配分はエンジン搭載車よりは後ろ寄り。

室内スペースも荷室スペースも、エンジンを積んだゴルフとなんら変わりありません。

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内装もエンジン搭載車と基本的に共通。たまたま我が車の1.2TSIと共通項の多いトリムでした。運転に必要な操作系もエンジン搭載車と基本的に共通。シフトレバーの前方にエコモード(出力を絞る)のスイッチがついています。

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メーターはEV専用ですが、シンプルな構成なので戸惑いはありません。右は速度計。左は力行(エネルギー放出)しているか回生(エネルギー回収)しているかを示すメーター。ステアリング裏のパドルで回生ブレーキ(エンジンブレーキと同様の減速感を発生)の強弱を段階的に調整できるのが便利。

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EVがどうのこうのと論じる前にクルマとしての出来がいいのを改めて実感。ま、普段乗っているのですが、EVになってもそれは同じ。というより、MGUと電池を載せればEVのいっちょあがりではないことを再認識しました。EVにしたから自動的に静かになるわけでも出足が良くなるわけでも、走りがスムーズになるわけでもなくて、クルマとしてどう仕立てるかの思想があって、その思想を裏付けるだけの技術がないと、良い製品には仕上がらない。ということをゴルフ・ブルーeモーションは感じさせてくれます。

つまり、完成度の高さにびっくり。

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Well-to-wheelのCO2排出量を考えると、EVはエコとは言い切れないのが現状ですが(原子力発電に依存したくないし、再生可能エネルギーの普及には時間がかかりそうですので)、トルクアクチュエーターとしての良し悪しを論じるなら、MGUの応答性の良さ、力強さ、スムーズさはTSI+DSGのそれを上回りますね。いくらターボラグを感じさせないだの、スムーズな変速だのと言ったところで、勝負になりません。

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Zytekのモータースポーツ用KERS [モータースポーツ]

唐突に「人テク」ネタに戻ります。英国パビリオンで目を引いたのはGKN/EVOエレクトリック以外にもあって、ザイテックもそのひとつ。

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展示物にも増してパネルの写真に引き付けられてしまいました。「2012モータースポーツ・ルマン用KERSシステム」とありますが、今年のル・マンにはエントリーしていなかったのでは(昨年もILMSのスパとシルバーストンに持ち込んだのみ。トラブルなどあって本戦は出走せず)。

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現場で話を聞いたり(残念ながらモータースポーツ担当は不在)、調べてみたりしたところ、MGU(モーター/ジェネレーター)の出力は40kW。CFRP製のケースに収められたリチウムイオンバッテリーはリーテック製で、TMG EV P001と同じですね(つまり、トヨタがF1用KERS向けに開発していたのと同じ会社の製品)。単セル3.8V×72個で構成。

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ザイテックが供給するのはバッテリー/KCU/MGUの3点。2011年にILMS車両(ザイテック製シャシー)に適用した際は、リカルド製横置きギヤボックスと組み合わせていました。ブレーキングイベントが相対的に少ないル・マンに持ち込んだ場合、ブレーキング間に0.5MJを力行できる現行ルールでは、出力40kWだと回生が追いつかないでしょう。

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(素材:Ricardo)

減速比1.25のリダクションギヤを経由してプライマリーシャフトと入出力を行います。エンジン回転が7200rpmのとき、MGUは9000rpmです。そういえば、フォーミュラ・ニッポンもSUPER GTもリカルド製横置きギヤボックスを使っていますね。ふふふ。

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(素材:Ricardo)

「F1は投資に見合うだけの見返りが少ない。だからもう戻らない」と言っていました。

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【レースな世界紀行2004】その10の3 [レースな世界紀行 2004]

うーん、インディ500ぅぅぅ。

その10の3
F1第8戦カナダGP〜第9戦US GP
カナダ・モントリオール〜アメリカ・シカゴ〜ロサンゼルス〜インディアナポリス

カナダGPの翌週にインディアナポリスでF1が開催されるので、日本には帰らず、そのままアメリカに移動した。今回の旅では、アメリカはマーチャンダイズの国だ、ということがよく分かった。ロサンゼルスの南郊、コスタ・メサに本拠を構えるTRD USAの副社長、デイビッド・ウィルソンさんはこう説明した。

「アメリカでのライセンスビジネスは巨大です。もし、あなたが誰かのファンだとすれば、あなたはサーキットに行った際、必ずお目当てのドライバーのグッズを買うでしょう。NASCARで最も人気のあるドライバーは、年間7000万ドルをマーチャンダイズで稼ぎます。言うまでもなく、ドライバー契約料を上回る金額です。NASCARに行けばわかりますが、Tシャツやキャップを売るトレーラーに人だかりができています。おそらく、サーキットを訪れる95%以上のファンが関連グッズを身につけています」

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というような話を聞いてからインディアナポリスを訪れたわけだが、笑っちゃうくらいウィルソンさんの言うとおりであった。NASCARだろうとIRLだろうとF1だろうと、レースを見に来る人たちの趣向は共通するらしい。インディアナポリス・モーター・スピードウェイを歩く人、みんながみんな上から下までマーチャンダイズで身を固めていた(ちょっと大げさですが)。

それだけじゃあない。ホテルでは、エレベーターに乗ろうとロビーにいようとレストランにいようと、そこにいるのはみーんなF1を見に来た人たちである。なんでそんなことがわかるかというと、その人たちは、カップルであろうと若者のグループであろうと家族連れであろうと、みーんな全身マーチャンダイズで身を固めているからだ。お母さんと子供は全身フェラーリ、お父さんは全身ウィリアムズ。「インディアナポリス2004」のロゴが入ったキャップとTシャツでコーディネートしたカップル。全身ウィリアムズで決めたビール樽体型のお父さんはベビーカーを押してお出かけ、といった具合。GAPのポロシャツを着ている僕など、肩身が狭くて仕方なかった(再びちょっと大げさ)。


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アメリカ人のマーチャンダイズ好きな傾向はよく分かったが、彼らは一体、サーキットで買ったキャップやらTシャツやらを、サーキット以外の場所でも身につけるのだろうか。年に1回のイベントを訪れた記念に現地で買い求め、買ったそばから身につけてオシマイなのだろうか。それとも、しばらくは週末のウェアとして活躍するのだろうか。疑問が湧いてきた。

おっといけない、モントリオール、インディアナポリスと2回もF1を観戦しておいて、肝心のレースの話をしていないではないか。要点だけかいつまんでお知らせすると、この2回のグランプリで最も印象に残ったのは佐藤琢磨選手であった。

インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた第9戦US GPで、佐藤選手は日本人F1ドライバーとしては実に14年ぶりに表彰台に上がる快挙(3位)を成し遂げたのだが、僕が印象に残ったのはそのことではない。いや、もちろん、一時は9番手にまでポジションを落としながら、コース上で前を走るマシンを次々に追い抜き、最終的に3位の座を手に入れた過程は手に汗握るものがあった。表彰台に日の丸が揚がるシーンに無感動でいられようはずがない。

だが、瞬間的な感動の大きさで言えば、その前日、土曜日の予選で見せた佐藤選手の走りに対する観客の反応、これを肌で受け止めたときの感動に軍配が上がる。

土曜日の予選を、僕は観客と一緒に見ていた。バンクと、その外側に立ちはだかる観客席にこだまするエグゾーストノート。これをダイレクトに鼓膜で受け止めながら、目の前にある大型スクリーンでドライバーの走りを見守り、場内のスピーカーから流れる実況に耳を傾けていた。

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実況は英語と現地語のバイリンガルである。英語の方はどこのサーキットに行ってもボブ・コンスタンデュロスというイギリス人ジャーナリストが担当する。日本人の仲間内では“ボブコン”の愛称で呼ばれているが、彼はFIA主催のプレスコンファレンスで司会を務めているし、レース前に行われるドライバーズパレードでも長年実況を務めている。こうした活動から、司会=ボブコンというイメージが定着したのか、チームが催す新車発表会にも引っ張りだこだ。この年のトヨタの新車発表会で司会を受け持ったのも、ボブコンであった。

そのボブコンが淀みない口調で目の前で展開される現象を説明する。
「昨年のこのレースでポールポジションを獲ったキミ・ライコネンがコントロールラインを通過。スピードトラップで時速336.6キロを記録しました。この調子でいくとセクターワンの記録も期待できそうです」

みたいな感じだ。話の区切りがつくと、現地語の実況に切り替わる。フランスではフランス語、イタリアではイタリア語である。フランス語やイタリア語は理解できないので何と言っているのかわからなかったが、おそらく英語で実況している内容の繰り返しだろう。英語を理解する観客より、現地語を理解する人間の方が多いはずで、彼ら彼女らにとっては、現地語こそが目の前の状況を理解するための命綱だ。

英語を母国語とするアメリカなのだから、英語と現地語の掛け合いは必要ないんじゃないか、という思いで最初は実況に耳を傾けていたのだが、耳を傾けているうちに「これは絶対に必要だ」と考えを改めた。なんとも、独特の味があるからだ。

英語と英語の掛け合いでなく、イギリス英語とアメリカ英語の掛け合いなのだ。ボブコンはシャキシャキパキパキと角の立った英語でまくし立てるように実況する。一区切りついたところで、現地の実況に切り替わるのだが、これがレロレロまったりとした典型的なアメリカ英語なのだ。両者が伝えている内容は大同小異なのだが、ボブコンの実況を聞いていると、「あ、なんだかヨーロッパでF1見ているみたい」という気になる一方で、現地の実況者の言葉を聞いていると「ああ、ここはアメリカだねぇ」というまた別の感慨がこみ上げてくる。パキパキ、レロレロの対照が面白い。

後で聞けば、現地実況を担当していたのは、インディ500の実況でもおなじみの名物コメンテーターだそう。マシンガンのように矢継ぎ早に言葉が飛び出すボブコンの実況に乱されることなく、独自のまったりともったい付けるような調子を守り通していた。

スタンドが割れんばかりの歓声に包まれたのは、フェラーリのミハエル・シューマッハが、それまでのトップタイムに大きく差をつけて暫定トップの座に立った瞬間だった。フェラーリはどこのサーキットでも絶大な人気を集めており、こうした観客の反応は僕にとっては予想の範囲内だった。確かに、それまでのトップタイムを0.8秒近く上回るタイムを記録したのは驚きだったが、「ああ、やっぱりな」と感じたのもまた事実である。

でも、佐藤選手の走りに対する観客の反応は、まったくの予想外だった。
「タクマがセクター2を通過しました。なんと、シューマッハを1000分の86秒上回っています!」
とボブコンが絶叫すると、まるで地鳴りのような歓声が沸き上がった。続いて、現地コメンテーターが、「日本人ドライバーのタクマ・サトーがチャンピオンより速く走っている」と、まったりとした口調で追いかける。

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「シューマッハより速いなんて信じられるか、オイ」という反応だったのだと思う。大型スクリーンは、コーナーを果敢に攻める佐藤選手の姿を映し出していた。最終のセクター3で少しタイムを失った佐藤選手は、結局シューマッハの記録したラップタイムを上回ることができなかった。

「残念。タクマは惜しくもシューマッハのタイムを上回ることができませんでした」
ボブコンがいかにも悔しそうに実況をすると、観客席は大きな溜め息に包まれた。みんなでいっせいに万馬券を取り損ねたかのような落胆ぶりだった。

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【レースな世界紀行2004】その10の2 [レースな世界紀行 2004]

そろそろ先が見えてきました。もう間もなくの辛抱(?)です。

その10の2
F1第8戦カナダGP〜第9戦US GP
カナダ・モントリオール〜アメリカ・シカゴ〜ロサンゼルス〜インディアナポリス

「飛行機あそこよ」
彼女が指さした先を見ると、150メートルほど先に小型のジェット旅客機が止まってお尻を向けている。雨に濡れながらタラップに飛びつかんとしている客も何人か見えた。ダッシュしたが、急いだところでどうにかなる雨の量じゃない。席に着いた頃には全身ずぶ濡れである。満員の乗客も同様だ。が、不平を言う者はいない。

予定より13時間遅れてモントリオールに降り立ったはいいが、荷物は届かなかった。いわゆるロストバゲッジというヤツである。とりあえず、GAPで2日分の着替えを買い、スーパーマーケットで歯ブラシとペースト、カミソリとシェービングジェルを買ってホテルにチェックインした。
「来ないから心配したよ」と言われて初めて、ホテルに連絡をしていなかったことに気づいた。

荷物は2日後の朝に届いた。その間、何度も航空会社に問い合わせをしたが、応答はなし。いや、正確に言えば、応答はあるにはあるのだが、アンサリングマシーン、つまり、テープに録音された声が流れるのみである。
「ただいま混雑しております。しばらくそのままお待ちください」

というようなことを繰り返し言っているのだが、そのまま待っていたところで一向にらちが開かない。腹が立つとはこのことである。荷物が届くかどうかも分からないので、3日分の着替えを追加で買ったが、買ったその翌日に荷物が届いたので、追加で買った分は無駄になった。スーツケースに空きスペースがないので、買った着替えを詰め込むだけのためにプーマでバッグを買った。

数日後、ロサンゼルスからインディアナポリスへ向かう際にシカゴを経由したときも、シカゴ〜インディアナポリスの便が3時間遅れた。さらに数日後、シカゴから成田に飛ぶ便も2時間の遅れ。遅れっぱなしの旅であった。

インディアナポリスに来ていたロジャー安川選手にいきさつを説明すると、
「アメリカはそうなんですよ」
と語り、ニヤリと笑う。アメリカ生活が長いゆえ、相当思い当たる節がありそうである。
「バーバー・ダッジに出ていた頃の話なんですが、飛行機が遅れに遅れて結局キャンセルになり、レース当日の朝に現地入り。しかもそこは初めて走るサーキットだったので、まさにぶっつけ本番でレースしたことがあります」

アメリカに長く住んでいる人でもそういうことがあるのか、と感心しきりで、レースの結果がどうだったのか聞くのを忘れてしまった。やっぱり、ぶっつけ本番じゃ、ツライだろうな。

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そんなこんなを抜きにして、ひとたびカナダやらアメリカに上陸してしまえばこっちのもんである。とくに、モントリオールはF1観戦の環境としては最高だ。ニュルブルクリンクしかり、マニクールしかりで、サーキットはその特性からして人里離れた山間部にあることが多い。人里離れていようと山の中だろうと、それはそれで楽しみ方もあるのだが、市街地の近くにあれば楽しさは倍増する。カナダGPの舞台、モントリオールはまさにそういう環境にある。

どういう環境にあるのかと言えば、銀座からお台場に通うような感覚でサーキットに行けるのである。ジル・ビルヌーブ・サーキットはセントローレンス川の中州に設けられた公園にあるのだが、川と言っても神田川や目黒川のように小規模なものではなくて、大陸のそれらしく見事な川幅を誇っている。だから、ホント、お台場のようなのだ。人工海浜もあるし。

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スタンド裏に行ってみると、売店やら仮設トイレやらが並んでいるが、その裏手に回ると砂浜がある。ご丁寧に、監視員が座る背の高い椅子まである。日焼け止めクリームに特有のあまーい香りが漂っている。

もちろん、あまーい香りが漂っているだけではなくて、実際に(水着を着けた)裸の男女が砂浜に横たわっているのである。それも、相当の数がいる。ほんの数十メートル離れたところで、F1マシンが轟音を発しながら走り回っているまさにそのときに。

「F1見に来たんだからF1だけじっくり見ていればいいんだ」という発想ををするのが日本人なら、「砂浜があるんだから甲羅干しでもしようよ」という発想をするのがカナダ人なのだろうか。

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額に手をかざして遠方を見やれば、摩天楼がそびえている。これが、河口に立ち並ぶモントリオールの街並みである。お台場の海浜から芝浦やら浜松町やらを眺めたときの感じとよく似ている。銀座やら芝浦やら築地に泊まってお台場へF1を見に行く、なんて夢のような話だが、モントリオールのF1は実際そんな感じだ。

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F1開催期間中、街が浮かれたようにはしゃいでいるのもモントリオールの特徴だ。深夜、街の中心部に設けられた特設ステージでバンドが生演奏をし、通りはただなんとなく集まってきたクルマでごった返し、歩道という歩道は人で埋まっている。歩いているだけでいい気分になる。
(つづく)

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ルノー・アルピーヌA110-50 [クルマ]

F1モナコGP開催中のモンテカルロ市街地で、アルピーヌA110の生誕50年を記念したコンセプトカー、ルノー・アルピーヌA110-50が公開されました。発表されたCGを見て、「おっ」と思ったのですが……。

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(写真:Renault)

オリジナルA110のDNAを受け継いでいるとしているのですが、どうでしょう。

真横から眺めると何かに似ています。

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(写真:Renault)

そうです。メガーヌ・トロフィー。このクルマをベースにモディファイしたわけです。2625mmのホイールベースは共通ですが、メガーヌ・トロフィーよりも低く、ワイドに仕立てられています。「ドライバーフィードバックを重視し、ABSやトラクションコントロールなどのドライバーエイドは非搭載にした」と説明していますが、まぁ、ベース車両には付いていませんからね。

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(写真:Renault Sport)

メガーヌ・トロフィーがベースなので、シャシーは鋼管フレーム製。2シーターのコクピットはロールケージで囲まれています。

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(写真:Renault)

エンジンはV4Y型の3.5L・V6。つまり日産VQ35DEです。最高許容回転数を300rpm高めて7500rpmにしたこともあって、最高出力/最大トルクはメガーヌ・トロフィーの360bhp/7100rpm、390Nm/5750rpmから400hp/7200rpm、422Nm/6200rpmに高められています。縦置き6速ギヤボックスとの組み合わせ。

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(写真:Renault)

50周年を祝うクルマとしてはちょっとお手軽?

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F1の空力開発と同じなEGRクーラーの開発 [クルマ]

「人テク」第2弾です。呼び止められるままにカルソニックカンセイのブースに誘い込まれ、「新しいのはコレです」と説明を受けたのが開発中のガソリンエンジン用EGR(排ガスを吸気と合流させ再利用する仕組み)クーラー。ノック回避やポンプロス低減、負荷の高い運転領域でもMBT(最適点火進角)に近づけられる技術だとして、クールドEGRの採用は今後ますます増えていくことと思います。

となると課題として浮上するのは小型・軽量化。現状どんな状況かというと、下のCADのような感じです。マツダのスカイアクティブG 1.3(1.3L・直4)の例。

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(素材:Mazda)

カルソニックカンセイの開発品は、(同一性能・材料の場合)長手方向に12%短縮し、22〜28%軽量化しました。

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クーラーを通過する排ガスの渦を制御し、抵抗(誘導抵抗)を低減。結果、熱交換の効率が向上し、小型化が可能になったというわけです。上のイラストが開発後の流れ(FIN=ボルテックスジェネレーターの形状がミソ。なので、イラストではぼかしていますね)。

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(素材:カルソニックカンセイ)

そうです。F1の空力でいう翼端渦の制御と同じなんです。これも抵抗になるので、空力エンジニアにとっては悩みの種。CFDを駆使して開発する点も同じ。というわけで、妙に感心してしまいました。

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(写真:Vodafone McLaren Mercedes)

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EVOエレクトリックのモーター [モータースポーツ]

毎年恒例の「人とくるまのテクノロジー展」に行ってきました(と、昨年と同じ書き出し。昨年以前のエントリーはお手数ですが「記事検索」からお探しください。と横着)。

本日の収穫(のひとつ)はEVOエレクトリックのモーターを開発した張本人とコンタクトがとれたこと。何に使っているモーターかといえば、ニュルブルクリンク北コースでEVの速度記録を持つTMG EV P001です。

過去エントリーはこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2011-08-22

こんなクルマですね。

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(写真:TMG)

ちゃんとブランドロゴが車体に貼ってあります。

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(写真:TMG)

EV P001は140kWのモーターを2基使用し、後輪左右それぞれを駆動します。会場には、1スペック下の130kW版が展示してありました。

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このモーター、マーレが開発中のレンジエクステンダー(0.9L・直2の発電専用ガソリンエンジン+モーター)に取り付けられています。

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TMGは7月のパイクスピークにもEVを送り出しますが、出場車両はギヤボックスが組み合わせられている(EV P001はダイレクト駆動)という情報も。車両の詳細、気になりますね。

関連エントリー↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2012-03-21

英国パビリオンは毎年おもしろいですね。

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新旧日産シーマとR391など [クルマ]

予定の時間より早く着いたので、見学しました(見学したかったので早く着くようにした、とも言えます)。日産グローバル本社です。

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メインステージ上にあったのは発売になったばかりの新型シーマ。新鮮味を覚えないのは、下世話な言い方をすればフーガのロングホイールベース版だから、でしょうか。あれ、そういえばと思い起こしてみたら、日産銀座ギャラリーですでにチラ見していました。

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世代のせいなのか、グッとくるのは初代シーマ(1988年)のほう。今から思えばすんごいターボの効かせ方だったなと、当時のフィーリングとともに懐かしく眺めます。

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モータースポーツゾーンにはプリメーラGT(イギリス・スーパーツーリングカー選手権優勝車)とR391(ル・マン24時間/富士1000km出場車)が展示してありました(どちらも1999年)。

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R391が搭載するエンジンはVRH50Aで、5L・V8です。日産エンジンミュージアムで見学したことを思い出しました。

過去エントリーです↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2010-11-27
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2010-11-29

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日産エンジンミュージアムといえば、ピストンの変遷が時代別に分類してあったりして、勉強になります。すっかりシーマから話がそれてしまいました。

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市ヶ谷台(防衛省)ツアー その4 [東京風景]

シリーズ最終回です。市ヶ谷記念館を後にしたツアー一行(50人くらいいたと思います)は、市ヶ谷に勤務する職員(1万名ほどいるそう)の「福利厚生並びに健康維持」を目的とした厚生棟に案内されました。その一部、売店(スタバあり)のあるエリアで休憩です。

食堂の利用はNGでした。

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仕事柄、自動車関連企業の社食を利用させていただくことがあるのですが、雰囲気は似ています。とくに廊下の掲示板。売店エリアには宝くじ売り場もあって、1等3000万円が当売り場から出ました、という張り紙がありました。「だ、誰?」みたいなことになるのでしょうね、職場内で。

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射撃訓練場です(ウソ)。

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敷地内のあちこちに見慣れないクルマがあって、気になります。関係する車両だけの見学もしてみたい。

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敷地の北側には広い運動場があります。都心に残る貴重なオープンスペース。いいですね。

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敷地東側にあるメモリアルゾーンも案内いただきました。神聖な場所であることは重々伝わってくるのですが、敷地外の建物が視界に入ってくるのは(植栽などで)どうにかならないものか、と感じました。

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メモリアルゾーンの脇に、旧防衛庁(檜町/港区赤坂9)にあった旧歩兵第一連隊営門が移設されています。門が守っていた連隊本部の建物とセットで眺めてみたいものですが、贅沢は言えません。

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せっかくなので、おみやげを買いました(まだ未開封……)。

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市ヶ谷台(防衛省)ツアー その3 [東京風景]

もう飽きている方もいらっしゃるかと思いますが構わず進みます。市ヶ谷記念館には陸軍士官学校時代の大講堂、1946年5月から1948年11月までは極東国際軍事裁判の法廷として用いられた空間が移築・復元されています。

下の写真は玉座から出入り口方向の眺めです。2階中央の明かりは、陸上自衛隊東部方面総監室(「その2」参照)から漏れたもの。2階席から玉座の見下ろす感覚を視覚的に軽減するため、出入り口の床を約50cm上げ、出入り口ドアの上部が2階席の陰に隠れるようにし、「低く見える」工夫をしたそう。出入り口付近は50cmの高低差を解消するため、傾斜しています。

ガラスケースには軍関係のゆかりの品が展示してあります。

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玉座を見上げます。

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床も壁も、細工が凝っています。

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講堂側の床は一尺角のナラ材が敷き詰めてあります。

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陸上自衛隊東部方面総監室のとなりには、本来なら1号館東南角にあった便殿の間(天皇陛下の休息所。自衛隊時代は陸上自衛隊幹部学校長室)が移され、復元されています。階下から中空の柱を通じて冷気を送り、天井のダクト(矢印)から吐き出していたそう。

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好きなので、ついつい照明に目を留めてしまいます。六角形か八角形ですね。

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