So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン
前の5件 | -

『モータースポーツのテクノロジー 2018-2019』は12月27日発売 [モータースポーツ]

今年もこの時期がやってまいりました。『Motorsportのテクノロジー 2018 - 2019 [ モーターファンイラストレーテッド 特別編集 ] (モーターファン別冊)』は12月27日発売です。

表紙ができました。

MST2018-2019_cover_s.jpg

内情を暴露すると、表紙以外は何もできていません(涙)。毎年この時期になると思う(悩む?)のですが、本当に間に合うのだろうかと……。

2018-2019年版の内容は表紙から伝わる(伝わってます?)とおりで、2014年から2017年までWECに参戦し、ル・マンで3年連続の総合優勝を果たした、ポルシェ919ハイブリッドの大特集を組みます。

もちろん、『Motorsportのテクノロジー 2018 - 2019 [ モーターファンイラストレーテッド 特別編集 ] (モーターファン別冊)』ですので、記録を追うのではなく、技術を追っています。

表紙の写真はその大特集に関連したパーツです。4気筒なのにピストンが一直線に並んでいないところに特徴がありますね。詳細は誌面でご確認ください。



ページの詳細は追ってお知らせいたします。なにしろまだ、表紙以外できていないもので(そりゃ、素材そろえてデザイナーさんにお願いしたり、原稿書いたりしないとできませんわな)。

919_workshop.jpg

http://www.facebook.com/serakota

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

アストンマーティン・ヴァルキリーはコスワース製6.5L・V12高回転エンジンを搭載 [クルマ]

アストンマーティン・ヴァルキリーが搭載するエンジンが発表されました。

valkyrie_engine_4.jpg

ヴァルキリーに関する過去エントリーはこちら↓
https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2017-07-27

Aston_Martin_Valkyrie_07.jpg

コスワースがヴァルキリーのために専用開発したユニットで、6.5L・V12自然吸気エンジンです。

valkyrie_engine_2.jpg

1990年代の高回転F1エンジンを彷彿とさせる「音」が欲しくてV12を選択したというわけです。しかも高回転。最高回転数は11,100rpmで、10,500rpm時に最高出力の1000bhpを発生します。最大トルクは740Nm/7000rpm。

実車ではこのエンジンにハイブリッドシステム(概要は後日発表)を組み合わせます。

valkyrie_engine_5.jpg

バンク角は65度。タイミングギヤはリヤ側に配置。見たところ、タイミングギヤケースはかつてのF1エンジンと同様に削り出しで製作している模様。チタン合金製コンロッドやピストンなど、多くのパーツがF1スペックだそう。

クランクシャフトはスチールの丸棒から削り出し〜熱処理〜仕上げの切削〜再度熱処理〜研磨〜仕上げといった工程を経て製作。F1時代の知見に最新技術を加えて設計・製作したと説明しています。

valkyrie_engine_1.jpg

当然のことながらドライサンプ。補機駆動のギヤトレーンはフロント側にあります。そして、ストレスマウントです。

valkyrie_engine_3.jpg

エキゾーストマニフォールドが高い位置にあるのは、フロアに大きなトンネルがある都合からでしょう。

valkyrie_engine_6.jpg
Aston_Martin_Valkyrie_06.jpg

ハイパーカーとはいえ、量産車としては無類の高回転エンジン。



いい音しています。

http://www.facebook.com/serakota

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

【WEC】2020年ハイパーカーのパワーユニット規定 [モータースポーツ]

2020-2021年シーズンから適用される『2020年LMPテクニカルレギュレーション』をもとに、ハイパーカー(仮称)のパワーユニットに関して確認していきましょう。

hypercar.jpg

ハイブリッドシステムの搭載が義務づけられるのは、現行LMP1-H規定と変わりありません。ただし、MGU-K(運動エネルギーの回生と力行を行うモーター/ジェネレーターユニット)の搭載はフロント1基に限定されます。

hypercar_pu.jpg
(クリックで拡大)

FIA/ACOが規定する新しいル・マン・プロトタイプ(LMP)が搭載するエンジンは、市販するハイパーカーが搭載するエンジンと基本的に同一であることが規定されています。さらに、最初のシーズンが終わるまでに少なくとも25台、2年目のシーズンが終わるまでに少なくとも100台の生産が義務づけられます。

エンジンの種類は「ガソリン4ストローク/往復ピストン」に限定されます。ディーゼルの選択は不可。そして、ロータリーも選択できません。

エンジン最高出力は、燃料流量を増量することで引き上げる方向。

新しいレギュレーションでは、BSFC(燃料消費率)規制が導入されます。過度なエンジン開発を抑制する狙いでしょう。2022-2023年シーズンには緩和される予定で、燃料の低位発熱量にもよりますが、熱効率に換算すると2021-2022年シーズンまでは約38%、2022-2023年以降は約40%まで開発が許されることになります。

トヨタTS050ハイブリッドが搭載する2.4L・V6直噴ターボエンジンの最大熱効率は44%以上と発表されていますので、熱効率面では後退することになります。

エンジン最低重量は180kgと規定されています。現行エンジンは100kg+αと考えられますので、ずいぶん重くなります。量産エンジンベースが基本となる関係からでしょうか。

MGU-K最高出力は現行LMP1-Hより低くなる方向です。MGU-K最高回転数MGU-K最低重量ES(エネルギー貯蔵装置)最低重量はコストの観点からの設定でしょう。現行LMP1-Hと比較すると、最高回転数は1万rpm単位で低く、重量は10kg単位で重くしなければなりません。

hypercar_top.jpg

ル・マン1周あたりエネルギー放出量は約4割減となります。MGU-Kの出力が低くなっていることと合わせ、ハイブリッドシステムがパフォーマンスに与える影響力は現在よりも小さくなります。

ル・マンでの想定予選ラップタイムは3分22秒としていますが、このタイムは2017年のLMP2上位より2〜3秒速く、LMP1ノンハイブリッド勢の上位より2秒遅いレベルです。

http://www.facebook.com/serakota

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

【WEC】2020年ハイパーカーの寸法 [モータースポーツ]

2020年9月から始まる(つまり2シーズン後)2020-2021年シーズンに導入されるハイパーカー(仮称)のテクニカルレギュレーションが発表されました。現行LMP1と置き換えられ、WECの最上位カテゴリーとなります。

市販車(車両本体価格は日本円で億の単位)ベースになるのが最大の特徴。下の画像はアストンマーティンのハイパーカーをイメージ。

Hypercar_image.jpg

まずは(次があるかどうかわかりませんが)、現行LMP1-Hと寸法を比較してみましょう(大きくなるので、大きなBMW M8 GTEの寸法を参考までに記しておきます)。

Hypercar_Dimension.jpg

全長はなんと、350mmも長くなります。2000mmの全幅は2013年までと同じ。現行LMP1-HはM8 GTEと並ぶとだいぶ小さく見えるのですが、寸法的には同等になります。

ちなみに全高はリファレンスプレーン基準。低さが際立つフォードGTの全高は1030mmです。

Hypercar_rear.jpg

現行LMP1-Hのホイールベースは規定されていませんが、前後のオーバーハングを最大限使い切ると2900mmになります。

Hypercar_side.jpg

最小前面投影面積が規定されているのもハイパーカーの特徴。1.8m2はフォードGTと同等。フェラーリ488GTEが2.2m2と聞いています。

最低重量は1トン超え。ちなみに、第4戦富士6時間ではLMP1ノンハイブリッドとの性能差を均衡させるため、LMP1-Hの最低重量は904kgとされています(LMP1ノンハイブリッドNAは818kg、ノンハイブリッドターボは833kg)。

Hypercar_front.jpg

前後重量配分も規定され、47:53〜50:50の範囲に収める必要があります。

http://www.facebook.com/serakota

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

富士スピードウェイで見たAudi e-tron Vision Gran Turismo [モータースポーツ]

Audi e-tron Vision Gran Turismo(アウディ・イートロン・ビジョン・グラン・ツーリスモ 以下VGT)は、フォーミュラEのレースタクシーとして使用される電気自動車のコンセプトカーです。

富士スピードウェイで取材したのは8月上旬だったのですが、記事が掲載された本(Vol.67 アウディスポーツのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報 インポートシリーズ))がようやく発売されたので、4ヵ月温めて(も何の変化もありませんが)報告。

IMG_3662.jpg

もともとはプレイステーション4のバーチャルレース用に開発された車両でしたが、レースタクシー(プロのドライバーによる同乗走行)に用いる目的で実車化が決定。このあたりのストーリーとVGTのハードウェア的な成り立ちは『Vol.67 アウディスポーツのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報 インポートシリーズ)』でご確認ください。

IMG_3709.jpg

実車版VGTのコンセプトを紹介した動画↓



紆余曲折を経てシャシーは専用設計となりましたが、コンポーネントはDTM参戦車両用を極力使い回す考え。ブレーキユニットもそのひとつです。

IMG_3622.jpg

熱交換器やブレーキを冷却するのに使うブロワーもDTMのノウハウを生かしています。

IMG_3638.jpg

ステアリングホイールやドアの開閉システムなどもDTM車両から転用。同乗者はドライバーよりも少し後方にずれて座ります。電気自動車ですので、2ペダル(アクセル&ブレーキ)です。

IMG_3657b.jpg

ディスプレイにはバッテリー残量(最上部の白いバー)やバッテリー温度などが表示されていました。

IMG_3655.jpg

ブノワ・トレルイエ選手に「レースタクシー」してもらったのですが、走り出す前にシートとドアの隙間に視線を落としてごそごそやっています。

「何か落とした?」と疑ったのですが、シフトセレクターがあったのですね(矢印の先)。

IMG_3686.jpg

こんなふうに隠れていました。

IMG_3673.jpg

電気サウンドに包まれたシームレスかつ強烈な加速に衝撃を受けました。

http://www.facebook.com/serakota

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車
前の5件 | -