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フォーミュラEに使う電気をつくる場所 [モータースポーツ]

すべての開催地でそうなるかどうかはわかりませんが、基本的には現地で発電した電気で40台(1チーム各4台)のマシンを充電する態勢を整えています。ピットエリアに隣接してパワー・マネージメント・エリアと呼んでいる場所があり、そこに発電設備があります。

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アクアフューエル(Aquafuel)と書いてあるコンテナに燃料が入っています。海で育つ藻を原料にアルコールの一種であるグリセリンを生成し、それを燃料にして発電機を動かすわけです。発電機で燃料を燃やした際にCO2は発生しますが、藻が生育する過程でCO2を吸収しているので、環境負荷を抑えることができる、という論法。

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発電設備から10系統で入力があり、10チーム分10系統で出力されます。

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ピットエリアはU字形のレイアウトになっており、片側に5チーム、向かい合うようにして反対側に5チームが並んでいます。パワー・マネージメント・エリアに近い方の5チームに向かうケーブルが見えます。

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もう片側に向かう5系統はこんな感じ。長旅です。

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ピット裏の装置でさらに分電されます。

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フランス電力(eDF)が関与しているようですね。電磁波が設定した範囲に収まっているかどうか計測して歩いていました。

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ピットにやってきた電気は最終的に急速充電器にやってきて、各マシンの急速充電を行います。

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充電中の様子はこんなふう。太いダクトが左右のサイドポンツーン開口部に向かっていますが、ファンで風を送り、バッテリーやモーター、インバーター用の熱交換器を冷却しているのですね。とくに、バッテリーを受け持つ右側熱交換器の冷却は重要。

400Vの高圧電流を流して急速充電を行うと、リチウムイオンバッテリーは化学反応を起こして熱を持ちます。熱が許容範囲を超えると劣化を早めるし、効率を落としてしまうので、強制的に冷却して効率良く充電できるようにしているわけです。

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サイドポンツーンには半端ない量のドライアイスが詰め込まれています。

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バッテリーの容量は28kWhと決められていますが、どんなふうに充電しても28kWh分をきっちり蓄えられるわけではありません。充電の仕方によっては26kWhしか溜められなかったり、25kWhになったりしてしまいます。バッテリーに負担を掛けず、できるだけ容量いっぱい充電できるよう、チームは工夫しているのですね。

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