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なんだか速いぞ2015年のWEC LMP1(2014年のタイムと比較) [モータースポーツ]

WEC(世界耐久選手権)の2015年シーズン、始まりましたね。ずいぶん速くなったのはプロローグ(シーズン前の公式テスト)でも確認済みですが、開幕戦シルバーストン(全長5.891km)の新旧タイムで比較してみましょう(各メーカー2台のうち、速い方のみ抽出)。

WEC_2015_Rd1_table.jpg

大まかに言って、3秒速くなっています。勢力図で言うと、3秒速くなったアウディとポルシェが、2秒速くなったトヨタの前を走っている感じ。というのが、とりあえず、限られた数字から見えてくるシルバーストン6時間での状況。

2015年の場合、ベストラップを維持して6時間走り続けると、214周できる計算。2014年のベストラップだと207周です。つまり、2014年のパフォーマンスのまま走らせると7周遅れになってしまう。

WEC_2015_Rd1.jpg

WEC公式サイトのライブストリーミングでも触れていましたが、今年のLMP1のラップタイムは、2014年型F1の下位チームと同等。どうりで速く見えるわけです。

2014年型F1マシンの車重は691kg(ドライバーの全装備重量込み)。これに、レーススタート時は100kgの燃料(ガソリン)が加わります。最大燃料流量は100kg/h。エンジンの出力とモーターの出力(163馬力)は、合わせて800馬力前後でしょう。

一方、LMP1の車重は870kg。これはドライバーの体重(と装備)を除いた数字。ガソリンエンジン車の燃料タンク容量は68.3Lですので、満タン時の重量は51kg前後、ディーゼル(軽油)の燃料タンク容量は54.2Lですので、46kg前後でしょう。つまり、走行時の重量は重いときでほぼ1tにもなり、F1より約200kg重い。エンジンとモーターを合わせた総出力は1000馬力前後というのが相場。

F1_2014_Rd1.jpg

LMP1が走行中に使える燃料流量は、ポルシェ(ガソリン/8MJ)が88.5kg/h、トヨタ(ガソリン/6MJ)が89.5kg/h、アウディ(ディーゼル/4MJ)は79.0kg/h。F1よりずいぶん重たく、はるかに少ない燃料しか使えないのに、あの速さ。そう考えると、なおさら凄みが伝わってきますね。

WEC_2015_Rd1_2.jpg

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tkj

トヨタは予選はタイヤウォーマーの恩恵で1,2周40秒台(idealだと39秒台)が何とか出せて、
決勝はハイダウンフォース仕様でもダウンフォースがアウディより少なく、タイヤに優しい足回りだと低い路面温度は堪えたのでしょうか?
ドライバーのプロローグと違って今回のタイヤのグリップが乏しいというコメントも気になります。
by tkj (2015-04-15 02:14) 

カーリー

今のところ、トヨタのWEC2連覇とLM優勝は黄色信号ですかね・・・

アウディ・ポルシェともにハイブリットパワーを上げて車体もかなり進化させて3秒速くなったのは流石の技術力。

対するトヨタは昨年型の熟成で2秒速くなったが負けている、でもこれも凄い事だと思います。
タイヤを使いこなせていないようなのでそこでの伸びしろがあるでしょうか・・・

日産はこれからロングランテストをしているようでは・・・
革新的過ぎて上記の3社には追いつけない予感がします。
by カーリー (2015-04-15 12:51) 

世良耕太

ル・マンを見据えた駆け引きの一環のような気もしますし、シルバーストンの一戦をもってル・マンを占うのは危険のような気がしますね。
ま、トヨタに頑張ってもらいたいという願望がそう思わせるのかもしれませんが。
by 世良耕太 (2015-04-15 23:30) 

urc

私的には、後は背びれさえ撤廃されれば言うことなしですが...w
by urc (2015-04-16 20:19) 

世良耕太

見慣れていただくしかなさそうですね……
by 世良耕太 (2015-04-18 22:16) 

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