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『モータースポーツのテクノロジー 2015-2016』発売とトヨタ・レーシングハイブリッドの系譜 [モータースポーツ]

『Motor Fan illustrated特別編集 モータースポーツのテクノロジー 2015-2016』が発売されました。発売日にもかかわらずAmazonでは「通常2〜4週間以内に発送します」の状態になっていますが(つまり在庫切れ)、そんなに待たずに復帰するはずですので、辛抱強くお待ちください。

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さて、先日のエントリーではMST2015のコンテンツのひとつ、「トヨタ・レーシングハイブリッドの系譜」についてお知らせしました。発売後のいまとなっては各種サイトで全ページプレビューができる状態ですので、種明かしも含めてすべてお目に掛けましょう。

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トヨタがレーシングハイブリッドの開発に着手したのは2006年ですが、このときは量産ベースのシステムと車両(レクサスGS450h)を用いていたので、本企画では省いています。2005年のGT500車両が搭載していたエンジンをベースにハイブリッド化し、2007年の十勝24時間レースに投入した本格的レーシングハイブリッド第1弾となるシステムを掲載しています。

2006年のシステムが(社内的に)第1世代の位置づけなので、2007年のシステムは第2世代。

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パワーの源であるエンジンだけでなく、ハイブリッドシステムを構成する各コンポーネントを掲載しています。

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2007年に十勝でレースを終えた後、次にトヨタがレーシングハイブリッドを引っ提げてサーキットに現れるのは2012年のことです。WEC(FIA世界耐久選手権)が活動の舞台。2008年から2011年はまったくの空白だったわけでなく、第3世代に相当する4.0L・V8直噴ターボを開発していました。純粋な研究実験機であり、研究実験システムです。

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2007年の活動で前輪回生の重要性を確認した開発陣は、高出力のモーター/ジェネレーターユニット(MGU)の開発に乗り出します。インホイール(アウトボード)からインボードへ転換。

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この当時のMGUやキャパシタの大きさと現行システムのそれを比較してみると、進化の度合いがわかります。最終的に直噴ターボではなく自然吸気を選択した理由は……誌面でご確認ください。

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2014年、2015年のトヨタTS040ハイブリッドが搭載した第4世代も取り上げています。3.7L・V8自然吸気エンジンのカットモデル、身近に置いてじっくり鑑賞したい、と実物を前にしてそう思いました。

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もはや工芸品ですね。

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可変吸気ファンネルを搭載。

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2012年、2013年のトヨタTS030ハイブリッドが搭載した後輪回生/力行のシステムは第4.5世代の位置づけ。構想自体はTS040が積んだ4輪回生/力行の第4世代が先にあり、規則の制約から仕方なく前輪回生/力行の機能をキャンセルしたためです。トヨタ・レーシングハイブリッド(THS-R)の変遷を表にまとめました。

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こうやって振り返ってみると、次の進化、すなわち2016年のTS050ハイブリッドがますます楽しみになりますね。



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