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カルソニックカンセイの熱交換器をマクラーレン・ホンダが搭載(の詳細) [F1]

カルソニックカンセイは3月9日、マクラーレン・ホンダと複数年にわたるオフィシャルサプライヤー契約を結んだと発表しました。(ホンダと直接やりとりをするのではなく)マクラーレンと協力しながら熱交換器を開発し、供給していきます。2016年のF1シーズンを戦うマクラーレン・ホンダMP4-31のカウルの下に、カルソニックカンセイが開発した熱交換器が隠れている、と思いながら観戦しましょう。

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現代のF1マシンは7種類もの熱交換器を積んでいるそうですが、カルソニックカンセイがどの熱交換器を受け持っているのかは、機密保持上の理由で発表されませんでした。が、基幹熱交換器のひとつ、エンジン用ラジエターを供給していることは、まず間違いないでしょう。残念ながら、「CALSONIC」のロゴはマシンに掲出されていません。

カルソニックカンセイ本社内に設けられた発表会場には、マクラーレンMP4-21(2006年)が展示してありました。この当時はメルセデス・ベンツ製2.4L・V8自然吸気エンジンを搭載。

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その頃のラジエターです。単純な直方体から異形ラジエターに変わり始めた頃ですね。

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実は、カルソニックカンセイとマクラーレンの付き合いは古く、1992年までさかのぼることができます(当時の社名は「カルソニック」)。会場には、車載状態のラジエターを写した写真パネルがありました。CALSONICのロゴが確認できます。

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ところで、「カルソニック」と聞くと「懐かしい」という反応があったり、「日産系なのにホンダと?」という疑問が浮かんだり、「何の会社?」という反応があったりするようです。

国内レースを席巻したグループA仕様の「カルソニック・スカイライン」、懐かしいですねぇ。写真の展示車両は1993年版。東京・銀座にあった日産本社ギャラリーで展示されていたときの写真(2007年撮影)。

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こちらも銀座時代の写真で、「シルビア・スーパーシルエット」(1983年)。カルソニックの旧社名である日本ラヂヱーターのアルファベット表記がチンスポイラーにあります。

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プロトタイプを思い出す人もいるでしょう。日産R92CP(1992年)です。

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詳しくはこちら。「カルソニックのインタークーラー(日産R92CPなど)」↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2013-10-22

至極簡単に説明すると、カルソニックカンセイはラジエターやオイルクーラー、インタークーラー、EGRクーラーにトランスミッションオイルクーラー、エアコン用コンデンサーなどなど、熱交換器のスペシャリストです。でも、それだけではなくて、熱交換器やヘッドランプなどを保持するラジコアサポートと呼ばれる部品も開発・製造していたりします。

例えば日産スカイラインGT-Rがそう。

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上から覗き込んでみると、こんな感じ。ラジコアサポートはPP樹脂に長繊維カーボンを配合したコンポジット製。フロントエンドのスペシャリストとも言えそうですね。

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ラジコアサポートの裏、電動ファンが収まる部位はこんなふう(写真はV35スカイライン)。

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内装材も手がけています。写真は日産GT-R。

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2005年に日産自動車の連結子会社となっていますので、カルソニックカンセイ=日産のイメージが強いのかもしれませんが、日本のみならず世界各国の自動車メーカー/サプライヤーと取り引きがあります。

例えば、トランスミッションオイルクーラー/ウォーマー。

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日産自動車グループのジヤトコにも供給していますが、アイシン・エィ・ダブリュやマツダ、富士重工業にも供給しています。ひとことで言って、グローバルです。

http://www.facebook.com/serakota

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