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知らないうちにいろいろ変わっているNISSAN GT-R LM NISMO [モータースポーツ]

下の2枚の写真を見て、違いがわかるでしょうか。

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正解は色、でもあるのですが、フロントタイヤ&ホイールのサイズが違います。上はテスト初期、下はテスト後期です。初期は31/71-16サイズ(幅31cm、外形71cm、内径=ホイール外径16インチ)を履いていたのですが、後期(ル・マンに持ち込むのはこちらでしょう)は31/71-18サイズを履いています。競合するLMP1カーと同じサイズですね。リヤは20/71-16のまま。

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フロントブレーキの容量(サイズ)を上げたかったのでは、と推察いたします(APレーシング製を装着)。

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写真はすでに公開されていて、車両に搭載されていることはわかっていましたが、機械式フライホイール(トロトラック製)を採用していることも、ようやく公表されました。

NISSAN GT-R LM NISMOのフライホイール(エネルギー貯蔵装置)↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2015-03-09

1周13.629kmのル・マンで1周あたりに放出するエネルギー量は2/4/6/8MJから選択可能で、アウディは4MJ、トヨタは6MJ、ポルシェは8MJを選択しています。ひとつ上のクラスを選択するごとにラップタイムで0.5秒のゲインが見込めるフォーマットになっています(うまく使えば、の話ですが)。

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日産は2MJを選択したそう。邪推するに、機械式フライホイールによる制動時の回生を、当初の予定より弱くした(あるいは、搭載するけど実際には使わない?)ためにフロントブレーキの負担が増え、それに対応するためにブレーキユニットの容量増を強いられ、ディスク&キャリパーを収めるホイールの外径を大きくした、ということでしょうか。

ベンチでは8MJの効果も試したそうですが、より実戦的、現実的な仕様に落とし込んでいく過程で、2MJになっていったのでしょう(エネルギー回生システム=ERSの搭載は義務づけなので、0MJという選択肢はありえず)。

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初期のスペックと、公表されたばかりの最新スペックとの変更点を拾い上げてみると、Tilton製のクラッチは当初の4プレートから3プレートに変更。ダンパーは前後ともペンスキー製でしたが、フロントのみオーリンズ製に変更(下の写真はリヤサスまわり)。

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ブレーキに関する記述からは「ブレーキ・バイ・ワイヤによるERS協調ブレーキ」の記述が削除されています。おっと、やっぱり運動エネルギーの回生は行わない(機械式フライホイールは積むけど使わない)のかな……。

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