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比較:ポルシェ911カレラ/カレラSの3.0L水平対向6気筒ターボエンジン [クルマ]

ポルシェ991(タイプ991)が新しいエンジンを搭載しました。旧911カレラは3.4L・水平対向6気筒自然吸気エンジンを、旧911カレラSは3.8L・水平対向6気筒自然吸気エンジンを積んでいました。新911カレラ/カレラSは3.0L・水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載します。「過給ダウンサイジング」の概念を取り入れたわけです。

2011年にタイプ997(2003年〜2013年/本国モデルイヤー基準)から991(2011年〜)に切り替わる際には、カレラの排気量を従来の3.6Lから3.4Lに変更しています。このときも「ダウンサイジング」の表現を用いていましたが、今回は「過給」を加え、ダウンサイジングの度合いを強めています。

ポルシェ911カレラS(991)
991_front.jpg

すっきりしたスタイルですね。タイプ991の「ターボ」(3.8L・水平対向6気筒ツインターボ)と対比させてみると、リヤフェンダーにインタークーラー冷却用のエアダクトがないことに気づきます。

ポルシェ911ターボS(991)
991_turbo_front.jpg

インタークーラー冷却用エアの取り回しを変更することで、プレーンなサイドビューを実現したというわけ。縦スリットの入ったエンジンフードから冷却用の空気を取り入れ、専用ダクトを通じてインタークーラーまで導き、リヤバンパー外側のダクトから熱交換を終えた空気を排出するレイアウト。ちゃんと冷えるのか、と心配になるようなレイアウトですが、ちゃんと冷えるのでしょう。

ポルシェ911カレラS(991)
991_cooler.jpg
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リヤバンパー外端にダクトが設けられています。

ポルシェ911カレラS(991)
991_rear.jpg

前後に空気が抜ける「ターボ」の場合はこんなふう。

ポルシェ911ターボS(991)
991_turbo_rear.jpg

狭いエンジンコンパートメントにターボ関連のコンポーネントを収めるのは大変そうですね。先代997ターボの例を見てみましょう。

ポルシェ911ターボ(997)
997_turbo.jpg
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新911カレラ/カレラSのスケルトンです。

ポルシェ911カレラS(991)
991_skelton1.jpg

排出ダクト側周辺の負圧で空気を引き抜く格好でしょうか。

ポルシェ911カレラS(991)
991_skelton2.jpg
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インタークーラー冷却風の流れが異なるので、配置角度が異なっています。車両前側から見たエンジンの様子はこちら。まずは現行ターボ。

ポルシェ911ターボ(991)
991_turbo.jpg

こちらが最新ユニット。

ポルシェ911カレラ/カレラS(991)
991_carrera.jpg
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別カットを見てみましょう。

ポルシェ911カレラ/カレラS(991)
991_engine1.jpg

3.4L/3.8Lの自然吸気版も、3.8Lのターボ版も直噴インジェクターはサイド配置でしたが、新しい3.0Lターボはトップ配置に変わっています。燃焼に対する考えの転換があったようですね。

ポルシェ911カレラ/カレラS(991)
991_engine2b.jpg
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ターボ化することによって出力もトルクも向上しているし、自然吸気版より低い回転から太いトルクを発生させます。なおかつ燃費も良くなっており、絵に描いたような過給ダウンサイジングの適用です。

911_table.jpg

911のスタンダードモデル/カレラの排気量が3Lだったのは1975年から1983年でした。それ以降は排気量拡大をつづけていたわけで(冒頭に記したように、997から991に切り替わる際、控え目にダウンサイジングを実施)、今回の標準エンジン変更は画期的ですね。標準エンジンが「ターボ」だし。

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