So-net無料ブログ作成

比較:新型プリウスのハイブリッドシステムの進化 [クルマ]

新型(4代目)プリウスに搭載されている技術の詳細が明らかになりました。格好だけでなく、期待どおり中身も相当に進化しているようです。

Prius_4th.jpg

前回のエントリーではトライアングルルーフの頂点が3代目より前にあることを指摘しましたが、「空力性能を高めるため170mm前方に出した」と、具体的な数字が出てきました。

前回のエントリー↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2015-09-10

Prius_4th_aero.jpg

さて、ハイブリッドシステムです。エンジンは1.8L・直4自然吸気の2ZR-FXE型で、3代目を踏襲。ただし、大幅に改良を加えることで最大熱効率40%(3代目は38.5%)を実現しています。

Prius_4th_BSFC.jpg

トランスアクスルのモーター配置は変わっているし、PCU(パワーコントロールユニット:インバーター+コンバーター)は小さくなっているしで、ずいぶん進化しています。

Prius 4th Gen.
Prius_4th_PT.jpg

3代目のエンジン+トランスアクスル+PCUと4代目のそれを比較すると、4代目のトランスアクスル(ジェネレーター&駆動用モーターを内蔵)やPCUが小さくなっているのがわかります。これらの小型化により、3代目ではトランクに搭載していた補機バッテリーをエンジンルームに搭載することが可能になったと説明しています。

Prius 3rd Gen.
Prius_3rd_PT.jpg

2代目のエンジン(1.5L・直4自然吸気)+トランスアクスル+PCUも見てみましょう。

Prius 2nd Gen.
Prius_2nd.jpg

4代目のトランスアクスルを前方から眺めた状態。3代目では左右に並んでいた発電用モーター(ジェネレーター)と駆動用モーターが前後に並んでいます。

Prius_4th_MGU.jpg

視点を変えて車両後方から眺めた様子。プラネタリーギヤによる動力分割機構は発電用モーターの横に残っていますが、損失低減のためもあって、駆動用モーターのリダクション(減速)はプラネタリーギヤから平行軸歯車に変更しています。

Prius_4th_transaxle.jpg

PCUは33%小型化したと説明しています。3代目のPCUは11.2Lの容積でしたので、4代目は7.5Lということでしょうか。ちなみに2代目は17.7Lでした。

Prius_4th_PCU.jpg

体積5分の1を目標とする、SiCを使用した次世代パワー半導体は開発継続中のよう。投入は5代目プリウスになりそう?

Prius_4th_PCU2.jpg

歴代プリウスの国内モード燃費の変遷です。あくまでカタログ上の燃費ではありますが、100km走るのに2.5Lのガソリンしか必要としません。25Lあったら1000km走れてしまうって、衝撃的です。

Prius_4th_FC2.jpg

コンポーネント/領域別の、3代目に対する燃費向上寄与率です。3代目までと同様、ハイブリッドシステムだけでなく、車両全体で燃費向上に取り組んでいることがわかります。

Prius_4th_FC.jpg

トヨタが描く、2050年に向けたロードマップです(矢印が2015年あたり)。2020年頃から加速度的に電動車両の比率が高まっています。エンジン車と電動車両の新車比率が逆転するのは2025年頃でしょうか。この先10年は(も?)劇的な変化が待ち受けていそうです。

Toyota_2050.jpg

http://www.facebook.com/serakota

nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:自動車