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【WEC】メキシコシティの薄い空気への対応 [モータースポーツ]

初開催のメキシコ戦、始まりました。サーキットのあるメキシコシティは高地にあるのですが、LMP1-Hに参戦する3メーカーのプレスリリースを見てみると、海抜に関する表現はまちまちです。

「2000m以上で、ほぼ2300m」→アウディ
「2250m」→ポルシェ
「2285m」→トヨタ

F1でも開催していますが、ウィリアムズはメキシコシティの海抜を「7500フィート」と記しています。1フィート(フット)を0.3048mとしてメートルに換算すると2286mになりますし、0.3mとして計算すれば2250mになります。

いずれにしても、標高は高く(富士山5合目と同等)、空気密度は低くて、アウディの説明によれば海抜0メートルに対して空気密度は25〜30%低くなります。ゆえに、ドラッグ(空気抵抗)は減って最高速は伸びる方向。半面、ダウンフォースが発生しづらく、コーナーが厳しい。

Toyota_TS050_Mexico.jpg

また、標高の低いサーキットと同じだけの出力を発生させようとした場合、ターボチャージャーにより大きな仕事をさせる必要があります。テクニカルレギュレーションでは、最大過給率を4.0倍に定めていますが、メキシコ戦に限り5.0倍まで認められます。

Audi_R18_Mexico.jpg

ターボチャージャー大活躍ですが、裏を返せばターボに厳しい。写真は2014年アウディの4.0L・V6ディーゼル。Vバンク間に巨大なターボチャージャーが載っています。

Audi_R18_Engine_2014.jpg

空気密度が低いということは、パワートレーンやブレーキの冷却にも厳しいということで、各車工夫を凝らしている模様。「通常よりも大きな容量の冷却システムを使用」とトヨタは説明しています。

ポルシェ919ハイブリッドのスパ仕様とメキシコ仕様を比べてみると、スパ仕様ではフロントのブレーキダクトがふさがっているのに対し、メキシコ仕様は開いています。

ポルシェ919ハイブリッドRd.2 Spa仕様
Porsche_919_Spa.jpg

ポルシェ919ハイブリッドRd.5 Mexico仕様
Porshce_919_Mexico.jpg

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